LIXIL

“ビジネス上最適なシステムの実現には、業務ドメインに精通したユーザー企業自らが技術力を獲得し、自ら構築に当たることが望まれます。Salesforceの提供する技術者認定制度は、われわれのそうした考えにもとづく内製化を大きく前進させてくれました”

株式会社LIXIL
情報システム本部 本部長(CIO) 小和瀬 浩之氏

 

3つの認定資格取得で、システムの内製化が大きく前進

 

認定資格を目標に据えて技術者の意識を変革
3つの資格取得でシステムの内製化が大きく前進

戸建住宅・マンションからオフィス・商業施設などに向けた、多岐にわたる建材・設備機器と関連サービスを提供するLIXILグループ。その中核事業会社であるLIXILは、2011年4月に国内の主要建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生した。「世界中の人びとの豊かで快適な住生活の未来に貢献」することを企業理念に事業を推進している。
LIXILでは2014年に、統合以前に各社が個別に構築・運用してきた業務システムの統合化に向けた“L-Oneプロジェクト”を開始。「分散稼働する各システムが抱える複雑性や機能重複などの解消を目指しています。また、運用や保守にかかるコスト低減を図り、業務プロセスそのものの見直しを進めて、共通のIT 基盤上で標準化していく取り組みを進めています」とLIXILの小和瀬浩之氏は説明する。
こうした取り組みの一環として営業領域の改革にも着手。それを支えるCRM基盤として採用されたのがSalesforceだった。

技術的な知見やノウハウの蓄積には「内製化」が必要

L-Oneプロジェクトを支えるIT活用に関し、LIXIL が最終的なゴールに据えているのがシステムの「内製化」である。
「将来に向けたシステム構築を進めていく主体は、当社自身にほかなりません。それには、情報システム部門のメンバーが、自社がビジネスで活用するサービスや技術について、より深く知り、高度な知見やノウハウを蓄えていく必要があります」と同社の秋山純氏は強調する。そのための具体的な施策として、LIXILはSalesforceの展開する認定資格制度を活用した。
同社ではすでにプロジェクト内の若手を中心とした3名のメンバーが「認定Platform アプリケーションビルダー」および「認定アドミニストレーター」という2つの資格を取得。「全員1回の受験でスムーズに取得することができました。その成功要因としては、Salesforceが実施するトレーニングコースと現場でのSalesforceにかかわる日々の運用実践の間で、知識やスキルをリンクさせながら効率的に学ぶことができたことがあげられます」と鬼木啓一郎氏は語る(同氏は「認定Platformデベロッパー」も取得済み)。

認定資格を技術者育成のツールとして今後も積極的に活用

スキル修得に向けた取り組みの成果は、確実に若手メンバーの技術力向上につながっている。「ベンダーやSIer などパートナーからの提案に対しても、対等な立場でこちらの意見を伝え、必要に応じて議論を交わせるようになりました」(近藤光氏)。「有資格者であるという事実が、現場に向けて信頼感や安心感を提供することにもつながっています」(有賀健人氏)。
こうした取り組みにより、同社ではCRMシステム領域の内製化に向けた取り組みを大きく前進させることができた。「技術者のモチベーションを高め、その技術力をオーソライズする技術者認定資格を、今後も当社では技術者育成に不可欠なツールとして積極的に活用していきたいです」と小和瀬氏は語る。

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